専任技術者となることができる資格
建設業許可を取得する際の要件の一つに、「専任技術者を設置する」というものがあります。
今回は、建設業許可の種類ごとに専任技術者となることができる資格について主なものを紹介していきます。
専任技術者の要件を満たすためには、これらの資格を取得することをおすすめします。
なお、ここで紹介したものの他にも一般建設業の専任技術者となることができる資格も一部存在します。この点にはご注意ください。
目次
土木一式工事（土）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級建設機械施工技士
- 1級土木施工管理技士
技術士法（技術士試験）
- 建設 （「鋼構造及びコンクリート」を除く） ・ 総合技術監理 「建設」（鋼構造及びコンクリートを除く）
- 建設 「鋼構造及びコンクリート」 ・ 総合技術監理 「建設－鋼構造及びコンクリート」
- 農業 「農業土木」 ・ 総合技術監理 「農業－農業土木」
- 水産 「水産土木」 ・ 総合技術監理 「水産－水産土木」
- 森林 「森林土木」 ・ 総合技術監理 「森林－森林土木」
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級建設機械施工技士（第1種〜第6種）
- 2級土木施工管理技士（土木）
建築一式工事（建）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- １級建築施工管理技士
建築士法（建築士試験）
- １級建築士
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級建築施工管理技士（建築）
建築士法（建築士試験）
- 2級建築士
大工工事（大）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- １級建築施工管理技士
建築士法（建築士試験）
- １級建築士
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級建築施工管理技士（躯体）
- 2級建築施工管理技士（仕上げ）
建築士法（建築士試験）
- 2級建築士
- 木造建築士
職業能力開発促進法（技能検定）
※2級以上が条件で2級の場合は合格後実務経験が3年以上必要
- 建築大工
- 型枠施工
左官工事（左）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級建築施工管理技士
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級建築施工管理技士（仕上げ）
職業能力開発促進法（技能検定）
※2級以上が条件で2級の場合は合格後実務経験が3年以上必要
- 左官
とび・土工・コンクリート工事（と）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級建設機械施工技士
- 1級土木施工管理技士
- 1級建築施工管理技士
技術士法（技術士試験）
- 建設 （「鋼構造及びコンクリート」を除く） ・ 総合技術監理 「建設」（鋼構造及びコンクリートを除く）
- 建設 「鋼構造及びコンクリート」 ・ 総合技術監理 「建設－鋼構造及びコンクリート」
- 農業 「農業土木」 ・ 総合技術監理 「農業－農業土木」
- 水産 「水産土木」 ・ 総合技術監理 「水産－水産土木」
- 森林 「森林土木」 ・ 総合技術監理 「森林－森林土木」
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級建設機械施工技士（第1種〜第6種）
- 2級土木施工管理技士（土木）
- 2級土木施工管理技士（薬液注入）
- 2級建築施工管理技士（躯体）
職業能力開発促進法（技能検定）
※2級以上が条件で2級の場合は合格後実務経験が3年以上必要
- 型枠施工
- とび・とび土工
- コンクリート圧送施工
- ウェルポイント施工
石工事（石）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級土木施工管理技士
- 1級建築施工管理技士
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級土木施工管理技士（土木）
- 2級建築施工管理技士（仕上げ）
職業能力開発促進法（技能検定）
※2級以上が条件で2級の場合は合格後実務経験が3年以上必要
- ブロック建築・ブロック建築工・コンクリート積みブロック施工
- 石工・石材施工・石積み
屋根工事（屋）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級建築施工管理技士
建築士法（建築士試験）
- 1級建築士
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級建築施工管理技士（仕上げ）
建築士法（建築士試験）
- 2級建築士
職業能力開発促進法（技能検定）
※2級以上が条件で2級の場合は合格後実務経験が3年以上必要
- 建築板金「ダクト板金作業」
- 板金（選択科目「建築板金作業」）・建築板金（選択科目「内外装板金作業」）・板金工（選択科目「建築板金作業」）
- かわらぶき・スレート施工
電気工事（電）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級電気工事施工管理技士
技術士法（技術士試験）
- 建設 （「鋼構造及びコンクリート」を除く） ・ 総合技術監理 「建設」（鋼構造及びコンクリートを除く）
- 建設 「鋼構造及びコンクリート」 ・ 総合技術監理 「建設－鋼構造及びコンクリート」
- 電気電子 ・ 総合技術監理 「電気電子」
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級電気工事施工管理技士
電気工事士法（電気工事士試験）
- 第1種電気工事士
- 第2種電気工事士【3年】
電気事業法（電気主任技術者試験）
- 電気主任技術者 （第１種～第３種）【5年】
管工事（管）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級管工事施工管理技士
技術士法（技術士試験）
- 機械 「流体工学」又は「熱工学」 ・ 総合技術監理「機械－流体工学」又は「機械－熱工学」
- 上下水道 （「上水道及び工業用水道」を除く） ・ 総合技術監理 「上下水道」（上水道及び工業用水道を除く）
- 上下水道 「上水道及び工業用水道」 ・ 総合技術監理 「上下水道－上水道及び工業用水道」
- 衛生工学（「水質管理」「廃棄物管理」を除く） ・ 総合技術監理 「衛生工学」（水質管理，廃棄物管理を除く）
- 衛生工学 「水質管理」 ・ 総合技術監理 「衛生工学－水質管理」
- 衛生工学 「廃棄物管理」 ・ 総合技術監理 「衛生工学－廃棄物管理」
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級管工事施工管理技士
水道法（給水装置工事主任技術者試験）
- 給水装置工事主任技術者【1年】
職業能力開発促進法（技能検定）
※2級以上が条件で2級の場合は合格後実務経験が3年以上必要
- 冷凍空気調和機器施工・空気調和設備配管
- 給排水衛生設備配管
- 配管（選択科目「建築配管作業」）・配管工
- 建築板金「ダクト板金作業」
タイル・れんが・ブロック工事（タ）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級建築施工管理技士
建築士法（建築士試験）
- 1級建築士
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級建築施工管理技士（躯体）
- 2級建築施工管理技士（仕上げ）
建築士法（建築士試験）
- 2級建築士
職業能力開発促進法（技能検定）
※2級以上が条件で2級の場合は合格後実務経験が3年以上必要
- タイル張り・タイル張り工
- 築炉・築炉工・れんが積み
- ブロック建築・ブロック建築工・コンクリート積みブロック施工
鋼構造物工事（鋼）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級土木施工管理技士
- 1級建築施工管理技士
建築士法（建築士試験）
- 1級建築士
技術士法（技術士試験）
- 建設 「鋼構造及びコンクリート」 ・ 総合技術監理 「建設－鋼構造及びコンクリート」
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級土木施工管理技士（土木）
- 2級建築施工管理技士（躯体）
職業能力開発促進法（技能検定）
※2級以上が条件で2級の場合は合格後実務経験が3年以上必要
- 鉄工（選択科目「製缶作業」又は「構造物鉄工作業」）・製罐
鉄筋工事（筋）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級建築施工管理技士
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級建築施工管理技士（躯体）
職業能力開発促進法（技能検定）
※2級以上が条件で2級の場合は合格後実務経験が3年以上必要
- 鉄筋組立て・鉄筋施工（選択科目「鉄筋施工図作成作業」及び「鉄筋組立て作業」）
舗装工事（舗）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級建設機械施工技士
- 1級土木施工管理技士
技術士法（技術士試験）
- 建設 （「鋼構造及びコンクリート」を除く） ・ 総合技術監理 「建設」（鋼構造及びコンクリートを除く）
- 建設 「鋼構造及びコンクリート」 ・ 総合技術監理 「建設－鋼構造及びコンクリート」
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級建設機械施工技士（第1種〜第6種）
- 2級土木施工管理技士（土木）
しゅんせつ工事（し）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級土木施工管理技士
技術士法（技術士試験）
- 建設 （「鋼構造及びコンクリート」を除く） ・ 総合技術監理 「建設」（鋼構造及びコンクリートを除く）
- 建設 「鋼構造及びコンクリート」 ・ 総合技術監理 「建設－鋼構造及びコンクリート」
- 水産 「水産土木」 ・ 総合技術監理 「水産－水産土木」
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級土木施工管理技士（土木）
板金工事（板）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級建築施工管理技士
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級建築施工管理技士（仕上げ）
職業能力開発促進法（技能検定）
- 建築板金「ダクト板金作業」
- 工場板金
- 板金（選択科目「建築板金作業」）・建築板金（選択科目「内外装板金作業」）・板金工（選択科目「建築板金作業」）
- 板金・板金工・打出し板金
ガラス工事（ガ）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級建築施工管理技士
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級建築施工管理技士（仕上げ）
職業能力開発促進法（技能検定）
※2級以上が条件で2級の場合は合格後実務経験が3年以上必要
- ガラス施工
塗装工事（塗）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級土木施工管理技士
- 1級建築施工管理技士
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級土木施工管理技士（鋼構造物塗装）
- 2級建築施工管理技士（仕上げ）
職業能力開発促進法（技能検定）
※2級以上が条件で2級の場合は合格後実務経験が3年以上必要
- 塗装・木工塗装・木工塗装工
- 建築塗装・建築塗装工
- 金属塗装・金属塗装工
- 噴霧塗装
- 路面標示施工
防水工事（防）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級建築施工管理技士
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級建築施工管理技士（仕上げ）
- 職業能力開発促進法（技能検定）
- 防水施工
内装仕上工事（内）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級建築施工管理技士
建築士法（建築士試験）
- 1級建築士
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級建築施工管理技士（仕上げ）
建築士法（建築士試験）
- 2級建築士
職業能力開発促進法（技能検定）
※2級以上が条件で2級の場合は合格後実務経験が3年以上必要
- 畳製作 ・ 畳工
- 内装仕上げ施工 ・ カーテン施工 ・ 天井仕上げ施工 ・ 床仕上げ施工 ・ 表装 ・ 表具 ・ 表具工
機械器具設置工事（機）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
技術士法（技術士試験）
- 機械 （「流体工学」「熱工学」を除く） ・ 総合技術監理 「機械」（流体工学，熱工学を除く）
- 機械 「流体工学」又は「熱工学」 ・ 総合技術監理「機械－流体工学」又は「機械－熱工学」
一般建設業の専任技術者となることができる資格
なし
熱絶縁工事（絶）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級建築施工管理技士
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級建築施工管理技士（仕上げ）
職業能力開発促進法（技能検定）
※2級以上が条件で2級の場合は合格後実務経験が3年以上必要
- 熱絶縁施工
電気通信工事（通）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級電気通信工事施工管理技士
技術士法（技術士試験）
- 電気電子 ・ 総合技術監理 「電気電子」
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級電気通信工事施工管理技士
電気通信事業法（電気通信主任技術者試験）
- 電気通信主任技術者【5年】
造園工事（園）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級造園施工管理技士
技術士法（技術士試験）
- 建設 （「鋼構造及びコンクリート」を除く） ・ 総合技術監理 「建設」（鋼構造及びコンクリートを除く）
- 建設 「鋼構造及びコンクリート」 ・ 総合技術監理 「建設－鋼構造及びコンクリート」
- 森林 「林業」 ・ 総合技術監理 「森林－林業」
- 森林 「森林土木」 ・ 総合技術監理 「森林－森林土木」
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級造園施工管理技士
職業能力開発促進法（技能検定）
※2級以上が条件で2級の場合は合格後実務経験が3年以上必要
- 造園
さく井工事（井）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
技術士法（技術士試験）
- 上下水道 「上水道及び工業用水道」 ・ 総合技術監理 「上下水道－上水道及び工業用水道」
一般建設業の専任技術者となることができる資格
職業能力開発促進法（技能検定）
※2級以上が条件で2級の場合は合格後実務経験が3年以上必要
- さく井
建具工事（具）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級建築施工管理技士
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級建築施工管理技士（仕上げ）
職業能力開発促進法（技能検定）
※2級以上が条件で2級の場合は合格後実務経験が3年以上必要
- 建具製作・建具工・木工（選択科目「建具製作作業」）・カーテンウォール施工・サッシ施工
水道施設工事（水）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級土木施工管理技士
技術士法（技術士試験）
- 上下水道 （「上水道及び工業用水道」を除く） ・ 総合技術監理 「上下水道」（上水道及び工業用水道を除く）
- 上下水道 「上水道及び工業用水道」 ・ 総合技術監理 「上下水道－上水道及び工業用水道」
- 衛生工学 「水質管理」 ・ 総合技術監理 「衛生工学－水質管理」
- 衛生工学 「廃棄物管理」 ・ 総合技術監理 「衛生工学－廃棄物管理」
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級土木施工管理技士（土木）
消防施設工事（消）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
なし
一般建設業の専任技術者となることができる資格
消防法（消防設備士試験）
- 甲種 消防設備士
- 乙種 消防設備士
清掃施設工事（清）
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
技術士法（技術士試験）
- 衛生工学 「廃棄物管理」 ・ 総合技術監理 「衛生工学－廃棄物管理」
一般建設業の専任技術者となることができる資格
解体工事（解）
解体工事に関しては、これらの資格を取得していても取得時期や実務経験年数が関係してくることがあります。ご注意ください。
特定建設業の専任技術者・一般建設業の専任技術者共になることができる資格
建設業法（技術検定）
- 1級土木施工管理技士
- 1級建築施工管理技士
技術士法（技術士試験）
- 建設 （「鋼構造及びコンクリート」を除く） ・ 総合技術監理 「建設」（鋼構造及びコンクリートを除く）
- 建設 「鋼構造及びコンクリート」 ・ 総合技術監理 「建設－鋼構造及びコンクリート」
一般建設業の専任技術者となることができる資格
建設業法（技術検定）
- 2級土木施工管理技士（土木）
- 2級建築施工管理技士（建築）
- 2級建築施工管理技士（躯体）
職業能力開発促進法（技能検定）
※2級以上が条件で2級の場合は合格後実務経験が3年以上必要
- とび・とび土工