現場での就業履歴蓄積にiPhoneが使えるようになりました(2024年1月29日)

建設キャリアアップシステムの普及率がなかなか上がらない原因の一つに、「現場ごとにカードリーダーを設置することが必要」という問題がありました。2024年1月29日より、これの解決策としてiPhoneを利用することができるようになりました。

これまで

現場ごとに「PC等」と「カードリーダー」が必要で、これを設置することができない場所(日々作業場所が変わる舗装工事等)や通信回線が届かない場所(山奥の現場等)では就業履歴の蓄積が困難な場合があるという課題がありました。

建レコがインストールされたiPhoneを活用する場合

カードリーダーは不要となり、iPhoneの裏側にCCUSカードをタッチすることで、就業履歴の蓄積ができるようになります。この方法では、通信回線が届かない場合でも現場での就業履歴をiPhoneへ蓄積することができます(通信回線が届く場所へ戻った後、CCUS と連携し就業履歴を登録します)。

※iPhoneへ就業履歴を蓄積するには、あらかじめ現場情報や技能者情報を建レコにダウンロードしておくことが必要

対象環境

  • iOS16以上のiPhone ※建レコ対応のiOSに準じる(iOS16へアップデート可能な機種は、 iPhone8以降及びiPhoneSE第2世代以降)
  • 建レコver 1.2.10 以上 ※AppStoreからインストールが必要

留意事項

iPhoneのカードリーダー化は、CCUSカードの暗号化されていない領域を利用して就業履歴を蓄積するため、これまでと比べ偽造防止のセキュリティレベルは低くなっています。
利用する場合は、この点には注意が必要です。