経営事項審査の点数の仕組み

建設業許可を取得した事業者の次のステップである経営事項審査。
ここでは、この経営事項審査の点数について解説します。

総合評定値(P点)とは

経営事項審査を受けると総合評定値(P点)という点数が返ってきます。
これは、以下の4つを評価項目として、それぞれ点数化したものを総合的評価した値です。

  • 経営規模(X1、X2)
  • 経営状況(Y)
  • 技術力(Z)
  • その他の審査項目[社会性等](W)

算出方法

総合評定値(P点)は、以下の計算式を用いて算出されます。

総合評定値 P = 0.25 X1 + 0.15 X2 + 0.2 Y + 0.25 Z + 0.15 W
※上限値:2,160 下限値:6

経営規模(X1):完成工事高

業種別に、完成工事高をもとに決められる点数です。
建設業は時期・年度により繁閑差がある業種のため、2年平均か3年平均かを選択できるようになっています。ただ、会社全体で2年平均か3年平均かを決めなければなりません。業種ごとに決めることはできないのでご注意ください。
X1の点数に関しては完成工事高の金額が大きくなるほど有利ですが、大きくなるにつれて点数の伸びは鈍化していきます。

経営規模(X2):自己資本額及び利益額

会社の自己資本と営業利益をもとに算出した値です。
自己資本と営業利益は会社の規模が大きいほど大くなりやすいため、X2は会社の規模が大きいほど有利な点数となりやすいです。

経営状況(Y):経営状況分析

国土交通大臣の登録を受けた経営状況分析機関に経営状況分析を依頼し、その結果として経営状況分析結果通知書を受け取ります。その通知書に記載されている点数です。
Yの点数に関しては中小企業でも点数改善に取り組みやすい項目が多く、計画的に取り組めば必ず改善していきます。

技術力(Z):技術職員数及び元請完成工事高

業種別に、技術職員数や保有資格、元請完成工事高をもとに算出した点数です。
技術職員数、元請完成工事高ともに会社の規模に比例して大きくなりやすいため、Zは会社の規模が大きい会社ほど有利な点数となりやすいです。

その他の審査項目[社会性等](W):社会性等その他の項目

経営規模、経営状況、技術力以外の項目を点数にしています。
大半は規模が小さな会社でも取り組みやすい項目のため、優先して取り組むことをおすすめしています。